日本の大道芸探訪プロジェクト・第5弾
ぬけさく(道化芸)を求めて


チラシ表面ダウンロード(1.3MB)

チラシ裏面ダウンロード(3.45MB)
下記文章と同じです。重くてスミマセン。

チンドン屋、紙芝居、猿まわし、タンカバイとつづけてきました、日本の大道芸探訪プロジェクト。第5回目の今回は、大きく趣向を変え、「ぬけさくを求めて」と題し、金子ざん師を迎え、道化芸を探ります。
金子ざん師はこれまで何度も私たちの催しに登場し、奇想天外、抱腹絶倒のパフォーマンスを披露してくれています。デッカイ体にデッカイ顔、それに加えてむやみやたらとデッカイ声。それらを過剰に駆使しての身体表現に出会った人は、必ず、驚き、思考停止となり、やがて笑い転げます。よく言えば独創的、平たく言えばメチャクチャなそのパフォーマンスは、演芸ジャンルの枠を大きく逸脱した、名づけようのない“珍芸”で、毎回、お客さん以上に主催者である私たちが、腹の皮をよじらせ続けてきました。
このざん師の“珍芸”を「道化芸」と捕らえ、光を当ててくれたのは、2009年に行われた第5回国際フール祭でした。日本国内はもとより世界各国から選りすぐりのクラウン(道化師)が集い、その至芸を競ったこの催しに、無名の、クラウンですらないざん師が選抜されて出演し、内外の目の肥えた観客の度肝を抜いたのであります。私たち同様に、ざん師の芸に驚き、笑い、何処に行けば彼の芸が見られるのかと、尋ねられたりもしましたが、ざん師の舞台に触れる機会はとても少なく、それは難しいだろうと答えるしかありませんでした。
そこで今回は、そうしたご要望にこたえるべく、まるごと「金子ざんの世界」に浸っていただこうとこの催しを企画いたしました。私たちは、ざん師の演目のツナギに少しだけ登場し諸芸を披露いたします。ほおずき市の一夜を、金子ざん&浅草雑芸団とともにお過ごしください。

金子ざんプロフィール
1962(昭和37)年足立区生まれ。寅年。
幼稚園のとき『大黒さま』や『大きなかぶ』の主役を演じる。顔が福福しかったと思われる。
高校時代に演劇部に所属し、そのころから一人宴会芸?をいろいろ開発する。
大学時代にアングラ演劇をわずかにかじるが、なぜか三宅島に赴き、小学校の教員を5年ほど経験する。
その後児童劇団に所属しながら全国を経巡り、『絵解き』や『ごぜ唄』『紙芝居』などの芸能に出会い、感銘を受ける。
現在、NPO職員であり、ざん・ぱら・りん劇場を主宰している。


レパートリー

ひとり歌舞伎、ひとり文楽、ひとり京劇、ひとり近松、すもう解説、仏像解説、インドの観光ガイド、山の音楽家、絵解き(新潟県某寺伝来の涅槃図)、ジャックと豆の木、誰も知らない人物ものまねシリーズ(×野高校数学・国語・英語等の先生、×倉千代子、×空ひばり・・・)、紙芝居(くろがね童子、秘密の花園、西遊記、琵琶池、ポンチ・・・)

閉じる


Copyright(C)2008 AsakusaZatugeidan All Right Reserved.

inserted by FC2 system