「大紙芝居展」 大道芸! 物売り口上の巻 レポート

看板

2010年8月14、15日 横浜市歴史博物館にて行われている「大紙芝居展〜よみがえる昭和の街頭文化〜」という企画展のなかで行われた関連イベントに出演していきました。
タイトルは「大道芸!物売り口上の巻」街頭で商品を売るために受け継がれてきた、寅さんでおなじみの口上芸がここによみがえります、という事でバナナの叩き売り口上を演じてきました。

〜まずはちんどんで〜

町回り 博物館前 前説?
町回り 博物館の前で一曲 これから口上芸のはじまりはじまり〜
まずは、イベントの宣伝をしにちんどんで町回り。高級マンションが立ち並ぶ閑静な住宅街にチンドンのにぎやかな音がこだましました。場所柄子供さんが多く、アニメソングが大人気。大人のお客様には月光仮面が人気でした。館内に入って演奏すると曲にあわせて口ずさむお客様も多く、なんだか歌声喫茶に来たような和やかな雰囲気になりました。


〜演目がバナナの叩き売りだった理由〜

バナナ口上中 いっぱい はーい
まずは口上を披露 こんなに沢山のお客様が!? 挙がる手もたくさん!
チンドン演奏の後はいよいよ、バナナの叩き売り口上です。実際にバナナを売るという事で、両日ともたくさんのお客様に来場いただきました。
ちなみに、口上芸としてなぜバナナの叩き売りを演じたのかといいますと、紙芝居の前身、「のぞきからくり」は節を唄いながら絵を見せていくのですが、その節を真似てバナナを売るための口上にしたのが、九州は門司港のバナちゃん節なんだそうです。そのつながりでの演目でした。


〜こどもにも容赦しない〜

俺、オレオレ 10円10円〜 ハイチーズ
ずっと挙げれるのに選ばれない 果たしてバナナゲットできるのか… 終了後は記念撮影の嵐でした
バナナを購入するには、演者が値段を言ったところですかさず挙手してもらうのですがたくさん挙がった場合は演者の一存で選ぶ事になります。だから早いもの勝ちというよりは、アピール勝ちの要素が高いです。
この日は、男の子グループが早い段階から挙手していたのですが中々選んでもらえず、最後の一個って時にやっとチャンスが巡って来たと思ったら、なんと10円玉10枚を早く出したお客様に売るという鬼畜ぶり。周りのお客様が財布の中を穿っている中、いても立ってもいられなくなった男の子達はバナナ台までつめ寄って全員で10円玉を集めだす始末。なのに、無常にもあと20円足りないというアクシデント。すわ他のお客様に持ってかれてしまうのかと誰もが息を呑んだ瞬間、なんと近くにいた他人のおば様が20円をカンパしてくれたのです。そして晴れてバナナゲット。この一件に会場は大いに盛り上がったのでした。ちなみに客席に帰るときに皆でカンパしてくれたおば様にお礼を言っていたのが印象的でした。


バナナの叩き売りよろしくね
皆様ご来場ありがとうございました。

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