蕨の大道芸人・若林正と浅草雑芸団Vol.3 ワラビアンナイト・昼の部 ~蕨の妖怪青坊主・あらわる~

2012年9月17日に行われました、公演の模様をご紹介します。
昨年から、蕨で行う公演には妖怪をモチーフする傾向がでてきまして、前回は「ろくろ首」そして今回は「青坊主」をフィーチャーすることになりました。

ちなみになぜ青坊主かと申しますと、『新修蕨市史』という本に昔現れた事があるとの
記述を見つけたのがきっかけでした。
そして、青坊主を調べていくうちに、この妖怪は願人坊主のことを言っているのではと
仮説立てまして、それを基に構成いたしました。

その他、7月の浅草公演で好評を博しました、人形芝居「八百屋お七」、バイオリン演歌
と立ち絵紙芝居、女性陣による「松づくし」、蕨の大道芸人若林正による「バナちゃん節」
などバラエティ豊かなラインナップで会場のお客様が笑いっぱなしの1時間半でした。


演目の様子

バイオリン演歌と立ち絵紙芝居
初披露だった「金色夜叉」が好評でしたので、味をしめて新作に挑戦。演目は「洒落男」でした。

なぞなぞ紙芝居
ご存知金子ざん氏による紙芝居。願人坊主の中にはなぞなぞが書かれた紙を朝、家の軒先に
置いて消え、夕方になって現れてその回答を販売する、「考えもの」という生業があったといい
ます。その、昔の「なぞなぞ」も披露しました。

青坊主による願人踊り
青坊主達が突如鳴り物を鳴らしながら現れ、なぜかざん氏を拉致って紙芝居をさせない、という展開
になりました。
ちなみに青坊主→青い格好→ブルーマンじゃね?→じゃあ楽器叩くか、と言う飛躍的な発想です。
そして最後に皆で秋田県八郎潟町に伝わる「願人踊り」を踊りました。

バナちゃん節
蕨の大道芸人若林正氏が九州、佐賀流のバナナの競り歌、いわゆる「バナちゃん節」を歌い上げまし
た。その後は実際にバナナを販売。せりに参加するお客様の威勢の良い声が響き渡り会場は大いに
盛り上がりました。

人形芝居八百屋お七
7月の公演で一番評判が良かった「八百屋お七」です。顔が若林氏、手は黒衣、語りはざん氏という、
のっけから度肝を抜く展開です。完成度も高く、なぜかYouTubeに模様がUPされております。

松づくし
女性陣による、松づくしです。このお目出度い演芸は今後色んな場所で披露していきます。

南京玉すだれ
最後は蕨音頭を皆で踊りまして、アンコールのなかで南京玉すだれを披露し、見事無事に終了
いたしました。


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